2016年5月13日

2016年第1回(通算第13回)脳科学関連学会連合将来構想委員会

【議事録】

日時

2016年3月9日(水曜日)(メール配信日)
3月20日(日曜日)(回答締切日)

場所

メール会議

出席者

伊佐正委員長、川人光男副委員長、尾崎紀夫副委員長、笠井清登委員、望月秀樹委員、
木山博資委員、池谷裕二委員、岡澤均委員、鍋倉淳一委員、花川隆委員、岡本仁委員、
柚崎通介委員、高橋良輔委員、山森哲雄委員

オブザーバー

水澤 英洋代表、岡部 繁男副代表、山脇 成人副代表、松田哲也代表補佐

議事

マスタープラン2017について、学術会議の神経科学分科会のWGで策定してきた案文について、依頼を受けて検討することとした。今回のマスタープランについては、

  1. 前回のマスタープラン2014で神経科学から採択になったものの継続で、区分Iから出すことになる。
  2. 前回受けた指摘「計画の社会的貢献やコミュニティからの支持については高い評価を得たが、計画の実現可能性や拠点の役割についてより検討が必要である」との指摘に対し、今回は

    (1)イメージングセンターの設置を中心課題に据える。
    (2)「何をやりたいかがわからない」という疑問に答えることと、イメージング技術の高度化と数理・統計との連携で「ヒトの知能」の理解を中心に据える。当然ながらその波及効果は、精神神経疾患の理解と治療法の開発につながるとすること。
    (3)さらに機能医科学分科会や形態・細胞医科学分科会との合同提案とする。
    (4)中核機関については、イメージングは生理研、技術的な連携として国立精神神経医療研究センター(NCNP)、理研、さらに臨床データ、バイオサ ンプルの収集はNCNP、東大、京大が中心となってネットワークを構築する。

    大きな方針についての意見は13日。細部の修正については遅くとも20日までを締め切りとした。それに対し、

    ・一体、何をどこまで、誰が責任をもってやるのかが分かりにくい。
    ・革新脳・融合脳との違いを出して書く必要がある。
    ・生理研におく7TMRIを用いて何を具体的に目指すのか?「種々の新しい光学顕微鏡」を開発する、というが、具体的にはどんな性能を目指すのか?
    ・代表者は誰が適当か?
    ・人工知能研究との関係について
    ・自然科学研究機構新分野創成センターとの関係

    などの意見が出され、適宜加筆・訂正を行い、神経科学分科会のWGにフィードバックし、最終案に反映させた。

以上