“International Brain Bee” は脳科学に関する知識を競う、中高生のための脳科学分野の “オリンピック” で1999年に米国で始まりました。中高生が脳科学に親しみ、将来的に神経疾患等の原因解明や治癒に向けて神経科学の道に進むひとつのきっかけとなることを目的として毎年開催されています。
毎年25ヵ国以上の国・地域の中高生が参加し、各国の予選を勝ち抜いた代表が “International Brain Bee” の本選に派遣されます。基礎的な脳科学の知識や、知能、感情、記憶や視覚といったトピックからアルツハイマー病、脳卒中、統合失調症等の疾患に関するトピックまで幅広いテーマに関する知見が問われます。
この予選会の問題は、主にインターネットから無料ダウンロードできる英文テキスト(The Brain Facts Book)から出題され、クイズ形式の問題が問われます。2019年までは、東北(宮城)、九州(鹿児島)、中四国(広島)、関東(埼玉)、関西(京都)、中部(愛知)などで地方予選大会が開催されました。2022年については、昨年度大会に続いてCoVID19の感染拡大を抑えるために、全国200カ所以上の連携施設を活用して、コンピュータを用いたオンラインテスト形式で分散開催します(詳しくはパンフレットをご覧ください)。
また世界大会の本選では、実際の脳を用いた神経解剖学実習や顕微鏡を用いた神経組織学実習、脳の画像識別、患者さん(に扮した俳優)に対する模擬診断なども含まれることもあり、非常にレベルの高い大会となっています(2022年大会は世界大会もオンライン実施となります)。
日本脳科学関連学会連合(脳科連)は、この活動に賛同し、脳科連の会員である日本神経科学学会のブレインビー委員会、NPO法人脳の世紀推進会議等の協力・共催で、日本国内の予選開催及び本選を開催しています。
なお、予選を通過した入賞者(数名)は、さらに対面で行われる決勝にすすみ、その優勝者1名は、2022年7月にオンラインで開催される世界大会に日本代表としてノミネートされます(今年は、国内予選会、世界大会ともにオンライン開催で、日本代表選抜大会だけを対面で5月上旬に実施します)。みなさまの応募をお待ちしています!
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- 内容について記したビラはこちらからダウンロード(PDF)
日時 |
2022年4月9日 (土)~ 4月24日 (日) 施設と受験者の都合のあうタイミングで(詳しくは申込みサイトを参照してください)。試験は1時間程度です。 |
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場所 |
申し込みサイトで確認できる全国47都道府県、200カ所以上の実施会場・施設の中から選択して登録してください。 (会場は専用の試験会場の他、各地の提携するパソコン教室などです。会場は他の試験等にも使われていますので、余裕をみて早めに申し込んでください。) |
参加費 |
1100円(消費税込み) コンビニ決済です。 詳しくは申し込み用サイトをご覧ください。 |
申し込み | 受付はすでに開始されており、遅くても実際の受験日の3日前までに登録を完了させてください。申し込みの最終日は4月21日となります(4月24日受験の場合)。 |
対象 | 中学生、高校生(今回は高3生も可) |
参考書 |
Brain FactsよりPDFをダウンロード可 *試験は、英語で出題されます(一部、解答方法などの説明が日本語になります)。 |
主催 | 日本脳科学関連学会連合 |
共催 | NPO法人脳の世紀推進会議 日本神経科学学会 |
問い合わせ先 |
日本脳科学関連学会連合 ブレインビー日本ナショナルコーディネーター 担当:奥村哲 (tetsuok-tmdu@umin.ac.jp) |
International Brain Bee
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