日本脳科学関連学会連合では、脳科科学将来構想委員会を設け、世界の脳科学の動向を把握し、各会員学会等からの意見を集約して、日本における脳科学のあり方について検討しています。そして各方面からの求めに応じて、さまざまな形で発信しています。
現在、国内では以下のような脳科学関連の大型プロジェクトが走っています。
●国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)委託事業
脳科学研究戦略推進プログラム・革新的技術による脳機能ネットワークの全容解明プロジェクト・戦略的国際脳科学研究推進プログラム
●国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業
[オプトバイオ] 光の特性を活用した生命機能の時空間制御技術の開発と応用
[知的情報処理] 人間と調和した創造的協働を実現する知的情報処理システムの構築
[人工知能] イノベーション創発に資する人工知能基盤技術の創出と統合化
●文部科学省 科学研究費補助金 新学術領域研究
多様な質感認識の科学的解明と革新的質感技術の創出(平成27~31年度)
非線形発振現象を基盤としたヒューマンネイチャーの理解(平成27~31年度)
行動適応を担う脳神経回路の機能シフト機構(平成26~30年度)
スクラップ&ビルドによる脳機能の動的制御(平成28~32年度)
多様な「個性」を創発する脳システムの統合的理解(平成28~32年度)
意志動力学(ウィルダイナミクス)の創成と推進(平成28~32年度)
脳・生活・人生の統合的理解にもとづく思春期からの主体価値発展学(平成28~32年度)
脳情報動態を規定する多領野連関と並列処理(平成29~33年度)