2017年7月10日

2017年第1回(通算第17回)脳科学関連学会連合将来構想委員会

【議事録】

日時

2017年5月16日(火曜日)

場所

ネット会議

出席者

平井宏和(日本神経科学学会)、伊佐正(日本生理学会)、
川人光男(日本神経回路学会)、望月秀樹(日本神経学会)、
尾崎紀夫(日本精神神経学会)、加藤忠史(日本生物学的精神医学会)、
今水寛(日本心理学会)、尾藤晴彦(日本神経化学会)、
鍋倉淳一(自然科学研究機構)、岡本仁(理化学研究所脳科学総合研究センター)、
柚崎通介(脳科学研究戦略推進プログラム)、
山森哲雄(革新的技術による脳機能ネットワークの全容解明プロジェクト)

議事

1.趣旨説明

・柚﨑委員長より、以下の通り趣旨説明を行った。

  1. 短期的には(概算要求を念頭において5月末までに)脳科学委員会作業部会での答申についての学会連合としての意見聴取
  2. 長期的には平成21年6月の「長期的展望に立つ脳科学研究の基本的構想および推進方策について」の一次答申の後続となるべき答申案の準備にむけた体制について

2.脳科学委員会作業部会答申(上記1))についての説明(加藤、伊佐)

・加藤、伊佐委員より、第37回脳科学委員会で提出された「国際連携を見据えた戦略邸脳科学研究の推進方策について」(資料5-2)と、これに基づいた「神経回路レベルでのヒトの脳の動作原理の解明」(資料5-3)について説明を行った。

3.自由討議

(岡本)動作原理の解明とあるが、資料5-3を見る限りモデル動物について例えば齧歯類や魚類の重要性や役割が書かれていないのではないか。

(望月)バイオリソースとしてのBrain Bankについても資料5-3に明確に書き込んで欲しい。

(今泉)13ページにて「心理系研究者の参入・連携が不足」が日本の弱みとして書かれている点についてもう少し説明して欲しい。

(鍋倉)アメリカやヨーロッパのプロジェクトとの整合性や棲み分けをどう考えるか整理する必要がある。国際連携については「日米脳」の枠組みもある。

(平井)中国・インド・カナダなどとの国際連携は考えなくてよいのか。

(尾藤)日本が海外発の国際連携プロジェクトに参加できるような枠組みが欲しい。

(川人)どういう国際連携をすればどういうメリットがあるか整理が必要。

(山森)国際連携の枠組みとしてFellowshipを加えても良いのでは。

以上